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コレステロールと中性脂肪の違い

コレステロールを下げる   5,650 Views

みなさんの中には、会社の健康診断や血液検査において、コレステロール値や中性脂肪値が高く、「要精査」「脂質異常症」「メタボリック症候群」などと指摘された人も少なくないと思います。

コレステロールや中性脂肪は特に中高年の人にとっては悩ましい存在ですが、私たちの健康のためには不可欠なものでもあるのです。

検査結果などにおいて「コレステロール」と「中性脂肪」を一緒に考えている人も少なくないと思いますが、まったく役割の違うものですので対処の仕方も異なります。

とはいえ関連性も高いものですので、ここではその役割の違いや対処方法について詳しくお伝えしていきたいと思います。

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コレステロールと中性脂肪の役割の違い

コレステロールとは

コレステロールは、どちらかというと「体内にあってはならないもの」のように扱われることが多いと思います。確かに健康診断や血液検査においては、「高コレステロール」などと指摘され、食事や運動を勧められた人も多いのではないでしょうか。

コレステロール値が高いと「脂質異常症」と指摘されることもあり、ほったらかしにしておくと動脈硬化を引き起こし、狭心症や脳梗塞といった重大な病気になることもあります。

しかしコレステロールは私たちの身体には不可欠な脂質であり、私たちの身体を構成する細胞を守っている細胞膜を保護する役割があり、身体の働きを調整するホルモンや腸内環境を整えるために必要な胆汁酸の原料となります。

私たちがよく知っている「男性ホルモン」「女性ホルモン」はコレステロールが原料となっているのです。コレステロールが低すぎても、病気を引き起こす原因となってしまうのです。

コレステロールは、肝臓において体内にある糖や脂肪をコレストロールに変化させ活用することになりますが、足りない分は食事などで摂りこんで活用されることになります。2~3割程度は食事によって摂りこみますが、食事に偏りがあるような場合であれば、血液中に流れているコレステロールの量が増えてしまい、コレステロール値が高くなってしまうことがあるのです。

コレストロールにはLDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールに分けることができ、二つのコレストロールのバランスが大事だといわれています。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット コレストロール

中性脂肪とは

コレステロールと同じように悪いイメージを持っている「中性脂肪」ですが、コレステロールとは違うメカニズムによって合成され、体内に蓄積されていきます。

私たちのエネルギーになるものですが、エネルギーにならなかった分は皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されていきます。皮下脂肪や内臓脂肪は、摂取するエネルギーが足りなくなったときには活用され、体や臓器を動かすことができます。つまり私たちが元気に過ごすことができているのは、中性脂肪が体内にあるからと言い換えることもできるのです。

しかしこのエネルギーの消費が少なくなってしまった場合や、中性脂肪になるエネルギーを摂りすぎてしまった場合では、体内での中性脂肪バランスが悪くなり、過剰にため込んでしまうことになります。

ため込みすぎてしまうと血液中の中性脂肪値が高くなることや、皮下脂肪が増えすぎてしまいメタボリック症候群となってしまうことがあります。生活習慣病と呼ばれる状態です。食事療法や運動療法を勧められることになりますが、症状が進んでしまうと薬物療法が必要となることもあります。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 中性脂肪

LDLコレステロールとHDLコレステロールの働きについて

LDLコレステロールとHDLコレステロールの違い

LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレストロールに分けることができ、一般的にはLDL(悪玉)コレステロールが悪者扱いされ、HDL(善玉)コレストロールは増やすことが大事だといわれます。

LDLコレステロールは、血液によって全身に運ばれていき、必要な個所に必要な分のコレストロールを届ける役割があります。細胞膜の原料となって健康な体を作り上げ、ホルモンや胆汁酸の原料となって体を調整していきます。

しかしこのLDLコレステロールがやっかいなのは、体内で増えすぎると余った分が古くなって酸化してしまいます。すると血管内にどんどんコレステロールが増えてしまうことになります。

HDLコレステロールは、血液内にある余分なコレステロールを運び出し肝臓に戻す役割があります。

本来はLDLコレステロールが健康な体をつくる重要な役割を担い、余分なコレストロールはHDLコレステロールによって肝臓に運ばれることになりますから、このバランスが取れている間は体内のコレストロール値が増えすぎることはありません。

肝臓がコレステロールを合成する量を調整しているのですが、食事が偏っている場合や食べすぎているような場合であれば、LDLコレステロールが増え、HDLコレステロールが減ってしまい、結果的に血液中のコレストロール値が増えてしまうのです。

LDLコレステロールは動脈硬化の原因に

冒頭から申し上げている通り、LDLコレステロール、HDLコレステロール共に体には不可欠な成分です。LDLコレステロールは悪玉とは呼ばれますが、私たちを構成する細胞を守る働きをしたり、ホルモンバランスや体の調整に必要な胆汁酸のもとになります。

多少LDLコレステロールが増えたとしても、HDLコレステロールが肝臓にまで余分なLDLコレステロールを運んで再合成するために、バランスが取れている間には増えすぎるということはないのです。

しかし食事の食べ過ぎや偏りによってLDLコレステロールがどんどん増えてしまうと、反対にHDLコレステロールが減ってしまうという、バランスが悪い状態へと陥ってしまうことになります。

このバランスが悪い状態を数値で表すと、

LDLコレステロール:140㎎/dl以上
HDLコレステロール:40㎎/未満

ということになります。

この状態になってしまうと、「脂質異常症」などと指摘されることになりますが、すぐに何かしら悪い病気を引き起こすというものではありません。しかし逆をいえば、自覚症状がない分、「そのうちなんとかなるだろう」「いずれ何かしら対処しよう」とのんびり構えていると、動脈硬化はどんどん進行していきます。

LDLコレステロールが増え続けていると、血管の内側の血管壁に入り込むようになり、血管がどんどん狭くなっていきます。血管自体が固くなってしまい柔軟さが失われることになります。これが動脈硬化です。

ここで中性脂肪値が増えている状態であると、血液自体がドロドロとなり血が流れにくくなっており、血が固まってしまいどこかで詰まってしまうと「血栓症」を起こしてしまいます。この詰まった場所が脳や心臓であれば、最悪の場合には死を引き起こしてしまうこともあるのです。

実際、日本人の死亡原因の2位と3位は心疾患、脳血管疾患であり、他人ごとではすまされない状況となっていることが分かります。

参考:厚生労働省 死因順位 

コレステロール値が高い~中性脂肪との関係性と違い

コレステロール値が高くなる原因

コレステロール値が高くなる原因にはさまざまありますが、圧倒的に多いものが「生活習慣」であるといわれます。食事の偏りや食べすぎ、ストレス、睡眠不足などが悪い生活習慣にあたります。

コレステロールはそもそも脂質のひとつで、動物性脂肪を含んだ食品を多く食べているような場合、コレステロール値を高めてしまう原因となってしまいます。またコレストロールは肝臓で合成されるものですから、その材料となる飽和脂肪酸やトランス脂肪酸もコレステロール値を高めてしまう要素となってしまいます。

動物性脂肪を含んでいる食品といえば、肉が代表格ですが、動物性脂肪を使った揚げ物である「から揚げ」なども挙げることができます。

飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を含んでいる食品といえば脂身の多い肉、マーガリンがこれにあたり、それらを使った食品である菓子パン、スナック菓子にも多く含まれています。食事においてこれらの摂取を気にしておくだけでもかなりコレステロール値によい影響を与えることができます。

体質によってはLDLコレステロールを高めやすい人がいますが、すでに健康診断や血液検査で指摘されている人はそのような体質であるといえます。特に食事について気を付けなければなりません。

中性脂肪が高くなる原因

中性脂肪もコレステロールと同じように動物性脂肪などを含む食品を多く摂りすぎた場合に増えてしまうようなイメージがありますがそうではなく、糖分やアルコール分の摂りすぎによって増やしてしまうものです。

中性脂肪の数値は、「150㎎/dl以上」になると中性脂肪が高く「高トリグリセライド血症」と呼ばれます。

中性脂肪が高くなる人には「甘いものが好き」「お酒をよく飲む」という理由が多く含まれていることが分かります。該当する人はこれらの摂取を少なくしてみるといいでしょう。

コレステロールと中性脂肪の関係性

コレステロールと中性脂肪の違いについて述べてきましたが、基本的には食生活がベースにあるものですので、食べ過ぎている人であればコレステロールと同時に中性脂肪も高めてしまう現認を作っていることがあります。

例えば脂肪分をたくさん含んでいるから揚げが好きで食べ過ぎてしまうような場合、から揚げだけ食べるのではなく、ご飯がすすむために食べ過ぎていることが少なくありません。から揚げにはコレストロールを高める原因になりますが、お米には糖分を含んでいますので、中性脂肪を高める原因となってしまいます。

さらに食後にフルーツやデザートを食べてしまう場合であれば、さらに中性脂肪を高める原因となってしまいます。

コレストロールと中性脂肪を同時に高めてしまった場合、コレストロールによって血管を狭く固くしてしまい、中性脂肪によって血液をドロドロにして詰まりやすくしてしまうという、悪循環になってしまうことになります。

食生活にはかなり気を配る必要があることが分かると思います。

まとめ

コレステロール値が高い人のために、コレステロールと中性脂肪の違いについてお伝えしました。

コレステロールと中性脂肪には役割の違いがあって、まったく別のものになります。しかしお互いに食事の影響を強く受けるものですから、基本的には食べすぎや飲みすぎ、食事の偏りには注意しておかねばなりません。

動脈硬化は静かに進行していくものですから、毎日の取り組みがとても大事になってくるのです。

もしも食生活の改善がなかなか取り組めないということでしたら、サプリメントを活用してみることもオススメです。食生活や生活リスクの悩みに大きなサポートとなるでしょう。

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