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コレステロールを下げる薬~市販薬から漢方薬、副作用までご紹介

 2018/07/13 コレステロールを下げる   6,869 Views

コレステロール値が高く「薬を飲んだほうがいいの?」と悩んでいる人も少なくないことでしょう。

また健康診断や血液検査において、「脂質異常症」「要精査」などと指摘され病院に受診する必要があるにもかかわらず、薬を飲み続けるようになるのが嫌で拒んでおられる方もおられるでしょう。

「いったん飲み始めたら、やめることができなくなる」
「コレステロールを下げるよりも、薬を飲んだときの副作用のリスクが高い」
「コレステロールの薬は飲む必要がない」

インターネットを検索してみると、このようなさまざまな情報を得ることができますが、いったいどの情報が正しいのでしょうか。

ここではコレステロールの薬について、詳しくお伝えしていきたいと思います。

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コレステロール 下げる薬とは

コレステロールを下げる薬とは

病院の血液検査においてコレステロール値が高いと診断されると、その数値によってはコレステロールを下げる薬を処方されることがあります。

コレステロール値が高くなると、血液の内側にどんどんコレステロールが蓄積し、血管の内部が狭くなっていきます。血管自体は硬くなる「動脈硬化」と呼ばれる状態となり、血管自体の柔軟性がなくなります。

さらにそのような状態となると中性脂肪値も高くなり、血液自体もドロドロになってきて、狭くなった血管に血が詰まりやすくなってしまいます。

血管がこのような状態になってしまいますと、固まった血が詰まってしまう血栓症になるリスクが高まります。その場所が心臓や脳の場合であれば、心筋梗塞や脳梗塞といった死に至る可能性も高い、重篤な病気を引き起こしてしまう可能性があります。

このような症状を引き起こしてしまう前に、コレステロール値を改善しなくてはなりません。

コレステロールの改善は、生活習慣の見直しが基本となります。特に食生活については、食べすぎや偏った栄養などを是正し、これ以上コレステロールを蓄積させないようにします。

ただしあまりにもコレステロール値が高い状態であれば、医師の診断により薬が処方され、治療を開始することになります。

コレステロールが基準値より高いと薬を飲んだほうがいい?

コレステロールを下げる薬は医師によって処方するのかどうか判断されますが、コレステロール値が基準値よりも少しでも超えてしまったからといって、すぐに処方されるものではありません。

ちなみにコレステロールの基準値はこのように定められています。

【日本動脈硬化学会】
悪玉(LDL)コレステロールの基準範囲 140mg/dl未満
善玉(HDL)コレステロールの基準範囲 40mg/dl以上

これをご覧になってお分かりになる通り、コレステロールには2種類あって、それぞれのコレステロールにおいて基準値内に納めるようにしておかねばなりません。

一般的に「下げる」必要があるといわれるコレステロールは善玉コレステロールですが、コレステロールには役割がありますので、善玉コレステロールの数値も大事になってきます。

また年齢や喫煙、肥満度、糖尿病の有無など総合的に診断された結果において、動脈硬化のリスクが高いということであれば、薬を処方されることになります。

ただコレステロール値は生活習慣に大きな影響を受けるものですので、医師の診断によっては食生活の改善や運動習慣を取り入れることが大前提となり、そのサポートとして服薬をすすめていくことになります。数値によっては、薬を必要としないと診断する医師もおられます。

コレステロールを下げすぎることも問題が生じますから、服薬の判断は自己で行うものではなく、必ず医師の診断が必要です。もしも服薬が必要になれば、医師の指示通りに服用することが大事です。

日本動脈硬化学会 危険因子 脂質異常症

コレステロールの薬はやめられない?

コレステロールを下げる薬は、肝臓においてコレステロールを合成される作用を阻害しますので、結果的に悪玉コレステロールを下げる効果があります。高コレステロール血症と呼ばれる症状において処方され、コレステロール値の様子を診ながら服薬を続けていくことになります。

「コレステロールの薬はやめることができず、飲み続けないといけない」と誤った情報がインターネットにおいて見かけることがあります。

しかしコレステロール値が基準値となれば、生活習慣に気を付けることで安定させることができますので、医師の判断において治療が終了になることも多くあります。

当然ながら、コレステロールは食生活に影響を受けるものですから、また以前と同じように食べすぎや偏った栄養を摂り続けるような場合であれば再度コレステロール値が高くなってしまいます。

気にしすぎてストレスになるようなことはいけませんが、コレステロールは毎日の積み重ねによって悪化や改善がみられるものです。あくまで薬は健康を著しく損なわないためのサポート的なものですので、すぐに改善を意識するのではなく、毎日の生活習慣を意識することが大事です。

コレステロールを強力に下げる注射とは

コレステロール値が高い人の中には「家族性高コレステロール血症」と呼ばれる遺伝性の疾患の人もおられます。そのような人の場合であれば、コレステロールの改善は積極的に薬を使用されることになります。

近年登場した薬では、2~4週間に一度注射するだけで劇的にコレステロール値を下げることができ、とても注目されています。薬の服用と併用して、治療に用いられています。

ただこの注射を使用される場合においても生活習慣の改善はとても大事で、食べすぎや栄養の偏り、運動不足などを改善していくことにも取り組む必要があります。

 

コレステロールを下げる漢方薬とは

漢方薬とは

コレステロール値を下げる薬を飲むことをためらっている人の多くは、その薬の持つ副作用を気にしておられることが分かります。副作用については後述いたしますが、胃腸障害や肝機能障害が実際に報告されています。

そのような人に注目されている薬に「漢方薬」があります。

漢方薬は、科学的に合成されて製造されている薬剤とは違い、自然の植物などを素材にして製造されている生薬で、身体への負担が少ないといわれます。もちろん漢方薬であるとしても薬であることは間違いありませんから、医師の処方通りに服用する必要はありますが、漢方薬だから安心できるという人も多いでしょう。

漢方薬を活用されてきた東洋医学においては、西洋医学と比べた場合に治療の考え方が根本的に違い、病気に対してピンポイントに治療するのではなく、その症状に応じた生薬を用いられることになります。

そのため「コレステロールを下げる」というだけではなく、検査に現れないような疲れであったり、肩こりであったり、更年期障害であったり、その他の不調なども改善していこうとするものなのです。

コレステロールを下げる漢方薬とは

コレステロールを下げる漢方薬として、有名なものをピックアップしてみると次のものがあります。

  • 「大柴胡湯(だいさいことう)」
  • 「柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」
  • 「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」
  • 「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」
  • 「三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)」

これらの漢方薬については、病院においても処方されることがある漢方薬で、ドラッグストアなどにおいても購入することができるものです。

これらの漢方薬の特徴は、腸内に存在する余分な脂肪分やコレステロールに吸着し、体内に吸収されることを防ぎ、排出させる作用があります。結果的にコレステロール値を下げることにつながりますが、同時に便秘の解消などにも効果があると知られています。

脂肪が蓄積した細胞に働きかけて、燃焼させる働きもありますので、肥満予防においても注目されている漢方薬もあります。製薬会社においての臨床試験においてもさまざまな結果が得られていますから、これからも注目される漢方薬でしょう。

 

コレステロールを下げる市販薬はあるの?

コレステロール値が高い人の中には、どうしても受診するのが嫌だったり、まだ受診しないといけないようになるまでに対処しておきたいと考える人もおられることでしょう。

基準値よりも大きく超えてしまっているような場合であれば、必ず医師の診断を受けていただきたいのですが、健康リスクや生活習慣の悩みがある人であれば市販薬を用いるということも考えられます。

医療用の薬にはコレステロールの合成を抑制する作用があるものを用いられていますが、市販薬の場合、多くは大豆から抽出した物質を用いて、腸内の存在する余分な脂肪分やコレステロールに吸着し排出させるというものを用いられています。

そのため市販薬は医療用と比べて劇的に作用するものではありませんが、食生活の改善や運動習慣を取り入れるとともに、健康のサポートにつながるものであると考えられます。

代表的な市販薬を10点ご紹介します。用法用量は必ず守って、現在治療中の人や別の薬を飲んでいる人であれば医師や薬剤師に相談してから服用するようにしてください。またコレステロール値について定期的に確認するようにしましょう。

1、シオノギ製薬「ローカスタEX」
「パンテチン(パントテン酸誘導体)」「ソイステロール(大豆由来の物質)」「天然型ビタミンE」、3種類の成分でコレステロール値をサポートします。

2、久光製薬「コレストン」
大豆由来成分「大豆油不けん化物」が、腸内にあるコレステロールの吸収を妨げます。

3、小林製薬「ドルチトール」
医療用としても用いられている成分「リボフラビン酪酸エステル」を配合されており、血中にあるコレステロールを下げる作用があります。

4、佐藤製薬「ラングロン」
「酪酸リボフラビン(ビタミンB2酪酸エステル)」をメイン成分に配合されており、血中のコレステロールに作用します。

5、第一三共ヘルスケア「ユンゲオール3」
「パンテチン」「大豆油不けん化物」「酢酸d-α-トコフェロール」の3つの成分によってコレステロールの代謝をよくし、血中のコレステロールに作用します。

6、日邦薬品「コレスゲン」
「パンテチン」「大豆油不けん化物」「酢酸d‐α-トコフェロール」の3つの成分によって血中のコレステロールに作用し、末梢の血行障害も緩和します。

7、摩耶堂製薬「アクネザールT」
「リボフラビン酪酸エステル」をメイン成分として配合されており、血中のコレステロールの改善を図ります。

8、浅田飴「スリムノール」
「リボフラビン酪酸エステル」は血中のコレステロールを減らしますので、高コレステロールの改善に作用します。

9.エスエス製薬「コレステガード」
「大豆油不けん化物」「酢酸d-α-トコフェロール」が配合されており、血中のコレステロールを下げる作用があります。

10、原沢製薬「エパシオン」
「大豆油不けん化物」「パンテチン」「酢酸d-α-トコフェロール」の3つの成分によって、血中のコレステロールに作用します。

 

コレステロールを下げる薬の副作用とは

血液検査においてコレステロール値が基準値よりも高い場合、ほかの症状なども勘案しながら薬を処方されることがあります。処方される薬は、悪玉コレステロールや中性脂肪を下げるために用いられます。

コレステロール値を下げる薬はさまざまありますが、共通して考えられる副作用があります。これらの症状がみられたときにはすぐに薬を中止して、医師や薬剤師に相談するようにしてください。

1、横紋筋融解症

スタチン系の薬剤においてみられる副作用として、「横紋筋融解症」が挙げられます。運動したわけでもないのに筋肉痛になったり、脱力してしまったり、手足のしびれなどが起きることが症状の一つです。

2、薬剤性肝障害

「横紋筋融解症」は副作用と気付かずに放置されてしまうことがあります。気付かずにさらに薬を飲み続けてしまった場合、むくみが出てくることや尿が出にくいという症状が出現することがあります。ひどくなると高熱が出たり、吐き気が出ることもあり、命の危険を伴うことがあります。

 

まとめ

コレステロールを下げる薬について、さまざまな情報を集めてみました。

高くなったコレステロールを下げるためには、基本的に食事の見直しや運動習慣を取り入れることが大事になりますが、そのサポートとして薬を処方されることがあります。劇的に効果を感じることもできますが、必ず医師の診断や処方が必要となります。

副作用も報告されていることから、自分で勝手に用量を増やしたり、中止することは危険です。

市販されている漢方薬や薬もあり、漢方であれば植物由来の生薬を、市販薬であれば大豆由来の成分を活用されていることが多いので、健康リスクのサポートとなるでしょう。

いずれにしても、基本は生活習慣と運動習慣が大事で、薬を飲む際には必ず用法用量を守ってください。

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