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中性脂肪が高くなる原因は?

 2018/03/21 中性脂肪   6,289 Views

会社の健康診断において、数値が高いと指摘された方は少なくないでしょう。
また、お腹周りが気になっている方も多いのではないでしょうか。

それらは、中性脂肪が高くなっていることが原因です。

中性脂肪は、健康診断においてはトリグリセイド(TG)と呼ばれるもので、私たちが生きていく上で必要なエネルギー源となるものです。しかし中性脂肪の数値が高くなりすぎると、大きな病気を引き起こす原因となってしまいます。

ここでは、中性脂肪が高くなる原因について、また下げるためにはどうすれば良いのかお伝えしていきたいと思います。

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中性脂肪が高くなればどうなる?

なぜ中性脂肪は高くなるのか

厚生労働省が発表している「平成26年(2014年)患者調査の概況」によりますと、中性脂肪が高くなることによって引き起こされる、高脂血症と呼ばれる症状の人が約206万人いるといわれています。

中性脂肪は、私たちが身体を動かしたり、体内にある臓器を正常に動かすために必要なエネルギー源になるものだといわれています。人間が生きるためには、必ず必要となるものです。

エネルギーになるものは、私たちが日頃食べている食事になります。食事を吸収し、エネルギーに変えているのです。

食事によって蓄えたエネルギーと、運動や生命維持活動によって消費したエネルギーのバランスが取れている場合は、特に問題なく健康的な生活を営むことができます。

しかし、蓄えるためのエネルギーが多かったり、少なかったりすることで、体内に蓄積している中性脂肪に影響を与えることになります。消費するエネルギーよりも多くのエネルギーを摂っている場合は、過剰に中性脂肪を貯め込むことになります。すると血液中の中性脂肪量が多くなり、血液がドロドロになるといわれています。

中性脂肪が高くなると高まるリスクとは

中性脂肪値が高くなると、血液中の中性脂肪が多くなり、ドロドロの血液となってしまいます。数値データでは、50~149mg/dlが正常範囲であるといわれていますが、基準値以上であれば、「脂質異常症」と診断されてしまうことになります。またさらに数値データが悪くなり、250mg/dl以上になるようであれば、「高脂血症」と呼ばれるようになります。

この脂質異常症や高脂血症というものは、診断されたからといって、すぐにどうにかなってしまうものではありません。しかし怖いのが、少しずつ血液が中性脂肪によってドロドロとなってしまい、いつしか血管が詰まるようになってしまいます。

この症状のことを「動脈硬化」と呼んでいますが、動脈硬化が進行すると、心臓や脳の重要な血管まで詰まらせてしまうことになってしまいます。心臓疾患である狭心症や脳血管疾患である脳梗塞などを引き起こしてしまいます。

これらの病気は、ある日突然、臓器内の重要な血管が詰まることになりますから、突然死を起こす原因にもなる怖いものなのです。

重篤な病気を引き起こすまで、自覚症状がありませんから、中性脂肪は「サイレントキラー」などといわれることもあります。

中性脂肪は痩せていても高くなる?

中性脂肪は、痩せている人では少なく、太っている人には多いという印象があります。しかしこれは一概にそうであるとはいえません。

例えば相撲取りの中性脂肪の数値を調べてみると、とても低い人が多いことに気がつきます。またやせ細っている人でも、中性脂肪値が高い人がいます。これは痩せている人であっても、体内に脂肪を貯め込んでいる人や、太っている人でも脂肪の少ない人がいるということなのです。

脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があります。皮下脂肪はお腹周りなど、外目からでも判断できる脂肪なのですが、内臓脂肪については、体内の臓器の周りについている脂肪ですから、見た目が痩せていても、内臓脂肪は多いということがあるのです。

特に内臓脂肪が多い人は、なかなかその脂肪を落とすことが難しいために注意が必要であるといわれています。恐らくは体質のもので、生まれつき内臓脂肪がつきやすいといえます。

太らない体質だからと油断して、数値を図ってみれば、かなり悪い数値ということもあります。

特に中高年であれば、会社の健康診断は1年に1度程度はありますから、痩せている人であっても、中性脂肪値については気にしておく方がいいでしょう。

中性脂肪は低くなり過ぎてもダメ?

では、中性脂肪値が低いほうがいいのかというと、そんなこともありません。
中性脂肪の基準値に満たない数値データであれば、「低中性脂肪症」と指摘されることもあります。

中性脂肪は、私たちの身体を動かしたり、臓器を活発に動かすためのエネルギーになるものですから、低中性脂肪症であればエネルギーが足りなくなってしまいます。具体的には、低体温症と呼ばれる、体温を一定保つことができないようになることがあるのです。

過剰にダイエットを行ったり、過度に運動を行ったりするだけではなく、体質や病気などによっても引き起こされることがあります。

中性脂肪は、あくまで需要と供給のバランスが必要であるといえるのです。

中性脂肪が高くなる原因となる食品

動物性脂質~脂分が多いもの

スポーツをしている若い頃には、人よりも多くの食事を摂り、何よりも肉を食べることが好きだったという方は少なくないと思います。

その人が中年になり、スポーツの機会も少なくなったときにも、同じように肉食を好んでいるようであれば、中性脂肪値が高くなる傾向にあります。特に肉の赤身よりも、脂身を好んで食べるという人であれば、なおさらです。

唐揚げやコロッケ、とんかつなど、脂分の多い食事を好んでいる人も同様です。
また、外食が多かったり、ファーストフードやコンビニなどで食事を済ませてしまう人も、動物性脂質を多く摂っている傾向にあります。

中性脂肪は脂肪分ですから、脂分が多い食事を摂りすぎることで、どんどん身体の中に貯め込んでしまう原因となってしまいます。摂りすぎには注意する必要があります。

糖分~甘いものの食べすぎは天敵

中性脂肪の高い人は、脂分だけでなく、糖分の摂取も多い人がおられます。

中性脂肪というからには、脂分だけのことを考える人がおられますが、そんなことはありません。摂取した糖分は、小腸で吸収され、血液を通って肝臓に運ばれます。

肝臓に運ばれた糖分は、グリコーゲンとして体内に蓄えます。これが私たちのエネルギー源となるものですが、摂りすぎの糖分はここで血中に流れたり、肝臓に蓄積されることになります。

これが中性脂肪が高くなる原因です。

血中に流れでた中性脂肪は、血液をドロドロにする原因となりますし、肝臓に蓄積された中性脂肪は、内臓脂肪や皮下脂肪として蓄積されます。

血液をドロドロにしてしまうと、動脈硬化の原因となりますし、内臓脂肪や皮下脂肪になれば、メタボリックシンドロームになってしまいます。

炭水化物~うどん、ご飯中心であれば注意

炭水化物にも、中性脂肪を増やしてしまう原因となります。普段の食生活で摂っている、ご飯やうどんが炭水化物の代表で、三大栄養素のひとつといわれます。

ご飯やうどんがなぜ中性脂肪になるのでしょう。

炭水化物は、体内で分解される際に糖質になると知られています。糖質になると、小腸で吸収され、血液を通して肝臓に運ばれます。

要するに、炭水化物を多く摂ることは、糖分を多く摂ることといっしょなのだということです。

食事のあとに甘いものを食べることは、中性脂肪を貯め込んでしまう一番の原因です。多く摂ることで、当然ながら肥満の原因にもなりますので、十分注意して食事を摂ることが大事です。

魚、野菜不足~DHAや野菜をしっかりと摂る

魚や野菜不足の人は、中性脂肪を高める原因となります。

魚には、DHAやEPAといった栄養分が豊富に含まれています。これらの栄養素は、血液中の中性脂肪を分解する効果があると期待されています。また糖質を中性脂肪に産生することを抑制する効果があるといわれています。

魚をしっかりと摂っていくことで、中性脂肪を体内に貯め込まないようにすることができるのです。

また野菜を多く摂ることでも、中性脂肪を貯め込まないようにできます。

野菜に多く含まれている食物繊維は、脂肪分を吸収し、体外に排出させることができます。また食物繊維は、腸の蠕動運動を活発にできますから、中性脂肪を余分に取り込まないようにできるのです。

中性脂肪が高くなる原因となる生活習慣

肥満~中性脂肪が高くなる傾向が

基本的に肥満傾向にある人は、中性脂肪が高くなる傾向も高いといえます。
これは、中性脂肪の量が体内で多くなってくると、血液中の中性脂肪値が高くなるだけでなく、皮下脂肪や内臓脂肪として中性脂肪を貯め込んでしまうからです。

メタボリックシンドロームの判定において、お腹周りの項目を入れているのは、これが理由だとされています(厚生労働省 メタボリックシンドロームの診断基準)。男性は85cm、女性は90cmが目安になっています。

脂分と糖分、炭水化物の摂りすぎには、十分注意しましょう。これらは、すべて中性脂肪の原因となるものです。魚や野菜中心の食事に変え、食べ過ぎに注意すると効果的です。

運動習慣~運動不足は大敵

食事量が少ないとしても、消費されるエネルギー量が少なければ、中性脂肪を高める原因となってしまいます。

私たちの身体活動のエネルギー源になっているものが、中性脂肪です。つまり日頃から運動習慣を持ち、エネルギーをどんどん消費すれば、中性脂肪値は低くなります。

多くの日本人は運動不足にあるといわれています。通勤に自家用車を使い、仕事は事務仕事であれば、1日の歩数は、わずか3000歩程度です。

厚生労働省では、1日1万歩を推奨しています(厚生労働省 健康づくりのための運動指針)。しかし、営業職でもない限り、中高年のサラリーマンでは到底及ばない数字です。

ここでは、1日7000歩、もしくは1日20分多めに歩くことを目標にしたいと思います。

例えば、会社の行き帰りで、10分ずつ多めに歩くことで達成できる目標です。会社に出勤する際や帰宅時において、少し遠回りをしたり、会社内で階段を使うようにすれば達成することができます。これで1日7000歩程度になるでしょう。

またスポーツ庁では、スニーカー出勤を推奨していますし、皮靴を辞めてスニーカーにすれば、歩くことも苦痛にはならないでしょう。

アルコール、タバコ~ほどほどに

アルコールやタバコも中性脂肪の原因になるといわれています。

アルコールについては、肝臓で分解され、中性脂肪として合成されることになります。アルコール量が増えると、中性脂肪の量が増えていきますから、晩酌する人であれば量には注意し、週に1度や2度は休肝日を設けるようにしたほうがいいでしょう。

またタバコについては、ニコチンが脂肪を分解する酵素の分泌量を抑えてしまうといわれています。タバコの本数が増えることで、中性脂肪を貯め込んでしまう原因となってしまいます。

イライラすると、飲酒や喫煙が増える人がいますが、酒とタバコで発散するのではなく、運動などで発散するようにしたほうがいいでしょう。

ストレス~過度なストレスには注意

ストレスは必要なものですが、それが過度になってくると、いろいろな弊害を生んでしまいます。

あまりにストレスを抱えてしまうと、食べる量が増えたり、飲酒や喫煙が増えてしまいます。ストレスを解消する方法を別に考えなければ、中性脂肪を貯め込む原因となり、病気を併発させることになってしまいます。

社会で生きるうえでストレスは仕方がない部分もありますが、そのストレスをどのように回避し、どのように発散するかは、自分なりに工夫することが必要でしょう。

遺伝~遺伝体質であればリスク増

痩せている体質の人であっても、それほど多くの食事を摂らない人であっても、中性脂肪値が高くなる人がおられます。

親からの遺伝の影響を受けて、中性脂肪値が高くなる体質の方がおられます。そのような体質の人であれば、なおさら食事や運動量に気を配る必要があります。

年に1度程度は必ず血液検査を受けるようにして、中性脂肪値を知ることが大事です。数値データを確認し、高くなるようであれば中性脂肪が高くなる原因になるものは控えるようにしましょう。

まとめ

中性脂肪が高くなる原因、また下げるためにどうすればよいかお伝えしました。

中性脂肪はエネルギーですから、消費するエネルギー分を食事で取り込む必要があります。余分に摂りすぎてしまうと、中性脂肪値はたちまち高くなる傾向にあります。

まずは、自分自身の生活習慣を振り返ってみて、自分の生活でダメな部分はどこにあるのか、足りないものは何か、確認するようにしましょう。

脂ものや糖分を少し控えるだけでもいいでしょうし、運動を少し取りいれることもいいでしょう。魚や野菜の代わりにサプリメントを摂ることもいいでしょう。

自分にあった無理なくできる方法が必ずありますから、ぜひ今日から取り組んでみてください。

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