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中性脂肪は低すぎてもダメ?中性脂肪が低い場合に気を付ける病気とは

中性脂肪   2,811 Views

中性脂肪は、特に中高年の悩みのタネですが、高いということで話題になることが多いと思います。

しかし、中には中性脂肪が低すぎて、悩んでいる人もおられます。
高すぎてもダメですが、低すぎてもダメなのでしょうか。

実は、中性脂肪が低すぎて、体調を崩してしまったり、疲れが抜けなかったり、肌荒れを起こしてしまうなどの症状で悩んでいる人がおられます。中には、大きな病気を起こしてしまい、治療に励んでいる人もおられるほどなのです。

ここでは、見過ごされることの多い、低すぎる中性脂肪について詳しく見ていきたいと思います。

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中性脂肪とは

適度な中性脂肪を心がけよう

中性脂肪は、日頃気にするものではないと思いますが、会社の健康診断などにおいて数値データを指摘されることで、注目するようになるものだと思います。

そのため、中性脂肪値については、いい印象を持っておられる方はおられないのではないかと思います。しかし、中性脂肪は私たちの身体に蓄えられており、身体を動かしたり、臓器を働かせたりするためのエネルギーになっています。

つまり生きるためには、必要不可欠な存在であるといえます。

しかし、中性脂肪を摂りすぎてしまったり、運動による消費エネルギーが少ないと、たちまち身体に中性脂肪を貯め込み過ぎてしまい、高くなってしまいます。

また逆に、栄養をしっかりと摂らずに、消費エネルギーに必要な中性脂肪量が足りなくなってしまうと、健康的な生活を脅かすものになってしまうのです。

そのために中性脂肪は、ちょうどいい加減、適度な量をキープしておくことがとても大事になってくるのです。

中性脂肪の低すぎはダメなの?

中性脂肪は、私たちが健康で生活するうえで、とても大事なものとなっています。

よく話題になる高すぎる数値になってしまうと、血がドロドロになり、血管の中が詰まってしまうリスクが高まります。脳梗塞、心筋梗塞など大きな病気を引き起こす原因となっています。

逆に低すぎると、エネルギー不足となり、健康的な生活を営むことができなくなるリスクが高まります。特に数値が29mg/dL以下になるようであれば、要注意として、何らか病気が隠れていないか調べる必要があります。

日本人間ドック学会が発表している「検査表の見方」によりますと、中性脂肪が29mg/dL以下であれば、「要注意」であるとして、低βリポたんぱく血症、低栄養を疑うべきであるとされています。

中性脂肪の適正値は

中性脂肪の適正値については、厚生労働省の「e-ヘルスネット」などの資料を見ても、上限ばかりがクローズアップされていて、下限については多く語られていない状況です。

日本人間ドック学会が発表している「新たな健診の基本検査の基準範囲」によりますと、中性脂肪値の基準範囲は男性が39~198㎎/dL、女性では32~134㎎/dLとなっています。

しかし全国健康保険協会が発表している中性脂肪値の基準値は、150㎎/dL未満としていますし、医療機関によっては、50~149㎎/dLとしているところもあります。

どの数値が正しい基準かというと、個人によっても差があるといわれています。
特に、下限については、30㎎/dLとしている記述が多いように思いますが、要注意や要精査という診断を医師がする場合、肝機能など、ほかの数値データも見ながら、服薬などの治療が必要か判断しているようです。

よって
29㎎/dL以下であれば、要注意、
30㎎/dL~50㎎/dLであれば、要観察、
といったところでしょうか。

中性脂肪が低い数値になる原因とは

偏った食生活

中性脂肪が少ないという人は、20代の女性に多くいると分かっています。その原因の多くは、偏った食生活にあるといわれています。

特に炭水化物であるごはんやうどんなどを食事から抜いている女性が多くいます。これは炭水化物を摂らないことで、体内に糖質を貯め込まないようにしていることが原因であるといわれています。

炭水化物は、体内に摂りこむと肝臓で糖質に変化することが知られていますが、これを気にして過剰に炭水化物を減らしている人がいるのです。

また食事をきちんと摂らずに、オヤツなどで食事の代わりにしている人もいます。これでは、必要なエネルギーが摂れているとはいえません。

無理なダイエット

偏った食生活にも通じるものですが、無理にダイエットを行うことで中性脂肪値を下げてしまっている人がおられます。

炭水化物や糖質の制限だけではなく、特定の栄養素や食品のみしか摂らないような場合、栄養がかなり偏ってしまうことになります。

体型を維持する目的などによって、中性脂肪が増えないように気を付けているのかもしれませんが、このような状況を継続することで、生きるためのエネルギーが不足してしまいます。

ひどい場合には、自分自身の体温が維持できなくなって、低体温症と呼ばれる症状が出現することもあります。ダイエットによって冷え症や倦怠感がひどくなったという人がおられたら、注意すべきです。

過度におこなう運動

部活などで激しい運動をしている人であれば、1日の消費カロリーは5000kcalに達するといわれています。そのためにこのような激しいスポーツをしている人ならば、人よりも多くのエネルギーを摂らねばなりません。

成人の平均摂取カロリーは、1800~2200kcalであるといわれていますから、一般の人と同じような食事量であれば、摂取カロリーが全然足りない状況にあるのです。

さらにオリンピック選手など、専門的にスポーツをしている人であれば、7000kcalほど消費している人もいるとのことですので、かなりのカロリーを摂取しなければならないことが分かります。

中性脂肪値がどんどん低くなってしまうと、心肺機能を高めるために必要なエネルギーも足りなくなりますから、結果的に運動能力を高めることができなくなります。しっかりと必要なエネルギーを摂らなければ、スポーツの上達も図れないといえます。

遺伝

特に食事に問題があるわけでもなく、運動力が多いわけでもなく、何かしら病気を抱えているわけでもないという人であれば、遺伝により中性脂肪を下げている可能性があります。

中性脂肪を下げてしまう体質の人は、恐らく家族にも同じような体質の方がおられると思います。

このような体質の人であれば、食事によって摂取カロリーを高めていく必要があります。常に中性脂肪値を気にしておくようにすれば、過度に下げることはないでしょう。

肝臓の疾患

肝機能に何らかの疾患を抱えている人は、中性脂肪をうまくつくりだすことができず、下げてしまうことがあります。

私たちが食事によって摂取した糖質や炭水化物は、肝臓で吸収され中性脂肪へと変化させています。これが必要なエネルギーとなるのですが、これらの働きがうまく機能していないことで、中性脂肪をつくりだすことができないのです。

中性脂肪値が低く、肝機能の数値が低い場合は、肝機能の障害が疑われます。これらも血液検査で確認することができます。場合によっては、肝機能の改善を図るための治療が必要になります。

甲状腺機能亢進症といった甲状腺ホルモンの異常

甲状腺ホルモンは、人間が生きていくうえで大事なホルモンですが、この異常が見られる人は中性脂肪値が低くなる傾向にあります。

通常では、この甲状腺ホルモンの分泌量は一定になるように調整されています。しかし甲状腺機能亢進症といった甲状腺ホルモンの異常が見られると、多く分泌させてしまうことになります。

甲状腺ホルモンが多量に分泌されてしまうと、全身の新陳代謝がとても早くなってしまいます。そのため、動機がひどくなったり、発汗が多くなったり、倦怠感が強くなってしまったりします。消費エネルギーが多くなるために、中性脂肪値が低くなってしまうのです。

中性脂肪が低い数値の場合に気を付けるべき症状や病気

低中性脂肪血症

中性脂肪値が29㎎/dL以下であれば、「低中性脂肪血症」と診断されることが多くあります。

中性脂肪は、私たちが生きていくためのエネルギー源であり、なくてはならないものですから、低くなってしまうことで生命活動ができなくなるほどの危険な状態になるリスクも高まります。

単純にこの症状は「エネルギー不足」であって、食事量が少ないか、エネルギーの消費量に対して摂取カロリーが少ないということがいえます。

この低中性脂肪血症には、思わぬ病気が隠れていることもありますので、低中性脂肪血症との診断があれば、肝機能などしっかりと検査しておく必要があります。

脂溶性ビタミン欠乏症

脂溶性ビタミンとは、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKのことを指します(厚生労働省 脂溶性ビタミン)。これらのビタミンが不足する症状のことを脂溶性ビタミン欠乏症といいます。

症状としては、皮膚の乾燥、視力低下、貧血、感覚障害などを引き起こしてしまいます。これらを改善するためには、脂溶性ビタミンをしっかりと摂らねばなりません。

中性脂肪値が低く、肌の乾燥が目立ってきたような場合であれば、中性脂肪を高めるためのアプローチが必要になるでしょう。

中性脂肪が少ないときの増やし方

食事はしっかり摂るように

中性脂肪値が低い人を見てみると、食事を抜いていたり、不規則であったりすることが多いです。食事は規則正しい生活の中で、しっかりと摂ることが大事です。

大事なことは、生活リズムに合わせて、食事を摂る習慣をつけることです。起床が遅く、朝ごはんを食べる時間がないという人であれば、夜更かしを辞めて、余裕を持って起床するようにして、しっかりと朝ごはんを食べるようにします。

昼食や夕食も、忙しいからとさっと済ませたり、おやつだけで済ませるようなことはせずに、しっかりと食べることのできる時間を確保するようにしましょう。

バランスの良い食生活を

ダイエットが大事であるとしても、炭水化物であるごはんやうどんなど、しっかりと摂るようにします。まずは、低い中性脂肪を補う意味でも、重要なことであるといえます。

また菜食主義のように決まった食物ばかりを摂るのではなく、炭水化物、たんぱく質、脂質の3大栄養素をバランスよく摂っていくことが大切です。

私たちの身体を構成しているのは、さまざまな栄養素や成分です。バランスよく栄養を摂ることで、それが血となり肉となっていきます。

中性脂肪が低くなりすぎて、体調を崩しているようであれば、まずは体調を整えることを考える必要があります。そのためには、バランスのよい食生活は不可欠であるといえます。

「太りすぎている」と思わない

女性から自分自身の体型のことを聞くと、「太っている」「もっと細くなりたい」「腕や足が太い」「お尻が大きい」と体型に対してコンプレックスを持っている人が多いように思います。

特に10代から20代にかけての女性であれば、そのような傾向の方が多くおられます。しかし、身長や体重などのバランスを考えてみると、別に太りすぎているわけではないということが少なくないのです。

人の体型と比べて、気になってしまう理由は分からなくはありません。しかし過度にその気持ちを持ってしまうと、どんどんコンプレックスは大きくなってしまいます。

身長や体重などのバランスをみて、標準内であるならば「太りすぎている」という気持ちを持つ必要はありません。

むしろ、そのような意識を持ってしまうことで、過度に食事制限などを行ってしまい、結局は体調を崩してしまうことになるのです。まずは自身の健康が大事であることを自覚して、生活するようにしましょう。

まとめ

中性脂肪は高くなることばかりに意識がいってしまいますが、実は低すぎても健康を害してしまいます。

大事なことは、「中性脂肪は悪いものではない」ということです。
私たちが生きていくうえで、とても重要になるものですので、適度な中性脂肪量は確保しておかねばならないのです。

会社などで健康診断を受けている人であれば、中性脂肪値であるTG(トリグリセイド)の数値を気にしておくようにしましょう。

もしも低すぎる数値であれば、生活習慣の中に思い当たる節はないのか確認して、改善を図るようにしてください。

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