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歩くと足が痛い…足の動脈硬化である閉塞性動脈硬化症とは?

動脈硬化   5,608 Views

動脈硬化というと、心臓や脳などにできて心筋梗塞や脳梗塞などといった重大な病気につながるもの…という印象をお持ちの方が多いと思いますが、実は動脈硬化は全身の血管に起こりさまざまな病気の原因になります。

そのひとつ、足の動脈に動脈硬化が進んで血流障害を起こす病気が閉塞性動脈硬化症です。

海外では、一般的に末梢動脈疾患(PAD)と呼ばれています。

「動脈硬化といっても心臓や脳じゃないならそんなにおおごとにはならないだろう」

なんて思っていたら大間違い!脅かすわけではないですが、最悪の場合、なんと足を切断しなければならないこともある病気なのです。

足の動脈硬化 閉塞性動脈硬化症とはどんなものなのか?症状や原因、またどのようにすれば予防できるのかなどぜひ知っておいてください。

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足の動脈硬化 閉塞性動脈硬化症とは?

閉塞性動脈硬化症とは、動脈硬化が主に足(下肢)の動脈に起こり、狭くなったり詰まったりして血流が不足する病気です。血液の流れが悪くなることで歩行時の足の痛みや痺れ、冷たさなどを感じます。

「足が痺れる」
「足が冷たい」

などといった症状はないでしょうか?また、

「一定距離を歩くとふくらはぎなどに足の痛みを感じるが、しばらく休むとまた歩けるようになった。」

といった症状はどうでしょうか?

これは、間欠性跛行(かんけつせいはこう)という閉塞性動脈硬化症の典型的な症状の一つです。足の筋肉を使った時に筋肉に血液がじゅうぶんにいかないために起こるといいます。進行すると、安静時でも症状が出てくるようになります。

さらに症状が進むと、血液が足の先に行かないため脚に潰瘍ができたり、最終的には壊死して足を切断するケースもあるといいます。

足の冷えはこの病気のもっとも初期の症状なのですが、冷え性の方なんてほんと大勢いらっしゃいますよね。ですが痺れたり、また間欠性跛行があったりといった場合には注意が必要です。

合併症リスクに注意が必要

足切断は怖いですが、急になるわけではありませんし足の痛みの時点で気付ければそんなに怖い病気じゃないかも?なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、閉塞性動脈硬化症で最も怖いのは他の血管疾患の合併症のリスクです。つまり、心筋梗塞や脳卒中などの合併症を起こす可能性があるのです。

他の動脈疾患を発症する可能性は5年後で約20%、そして、このことが原因で約15%が死に至ると言われています。

低くない死亡率なのにこの病気があまり知られていないのは、閉塞性動脈硬化症が直接の原因ではなく心筋梗塞や脳梗塞が原因で亡くなっていることが多いからです。

冷えの段階で閉塞性動脈硬化症を疑うのは難しいかもしれませんが、歩くと痛んで休むと治る、間欠性跛行の症状が見られた場合にはすぐに受診することが大切です。

足の動脈硬化の原因は?

そもそもは動脈硬化が原因ですから、動脈硬化の危険因子がそのまま原因となります。高血圧、脂質異常症、喫煙、肥満、運動不足、糖尿病、ストレス…などといった危険因子に注意しましょう。

なかでもたばこは、喫煙者が閉塞性動脈硬化症になると間欠性跛行の発生が約3倍も高くなると言われています。また、糖尿病の患者さんで症状が進んでいる場合、痛みの感覚が麻痺していて気づかないこともあるなど閉塞性動脈硬化症が重症化しやすく、治療のための下肢切断率もアップするという報告があります。

閉塞性動脈硬化症になりやすいのはどんな人?

閉塞性動脈硬化症は高齢者に多い病気とされていますが、とくに脳卒中や心臓病との合併症が多いため、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの合併症を持つ50歳以上の男性の場合は注意が必要です。

足の動脈硬化を予防するには?

動脈硬化は血管の老化ですから、誰にでも起こりうるものです。しかし、その進行スピードは人によって大きく差があります。日本動脈硬化学会のサイトでは、閉塞性動脈硬化症の予防にはまず、

  • 危険因子である高血圧や脂質異常症、糖尿病のある方は治療を受けること
  • 喫煙者は禁煙
  • 食事療法をしっかりする
  • 肥満の方は減量する

などとしています。不規則な生活やストレスを溜めないことも大切です。

また、運動は高血圧や糖尿病の改善にもつながりますので習慣にするなど生活改善を心がけましょう。

足の動脈硬化は何科を受診すればいいの?

閉塞性動脈硬化症は足に症状が出るとはいえ実際悪くなっているのは血管ですから、循環器内科や心臓血管外科を受診しましょう。

病院では症状に応じて薬物療法や運動療法などを行います。

まず初期治療として行われる運動療法では、一般的に、週3回、30分程度のウォーキングを3ヶ月以上続けることが有効とされています。歩行訓練を行うことで血液不足となった足に血流を増やすなどの効果があります。医師の指導のもと行いましょう。

すでに症状が重症化していて運動療法や薬物療法で十分な効果が得られない場合には、カテーテルを入れて血管を広げる手術や、人工血管に替えて血行をよくする手術などが行われます。

まとめ

足の動脈硬化、閉塞性動脈硬化症はそれ自体にももちろんリスクがありますが、心筋梗塞や脳卒中など合併症のリスクが高い点が怖い病気です。この病気とわかったら、全身の動脈硬化症についてもリスクが高い状態であるということを認識し、他の血管疾患がないか確かめる必要があります。

予防のためには、生活習慣の改善がなにより大切です。

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