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【尿酸値を下げる薬】痛風の治療に必要な尿酸値降下薬について

 2018/04/30 尿酸値   272 Views

痛風で苦しんでおられる方がおられます。痛風とは、体内の尿酸値が高くなり、激しい関節炎に悩まされる病気のことをいいます。

しかし近年、尿酸値を下げるための薬が開発されており、健康的に過ごすことができるようになりました。

そもそもなぜ尿酸値は高くなってしまうのでしょうか。また尿酸値を下げる薬とは、どのようなものがあるのでしょうか。お伝えしていきたいと思います。

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尿酸値が高くなる痛風について

痛風とは

痛風とは、「風が当たっても痛みが出る」というネーミング通り、激しい関節痛に悩まされる病気です。男性に多い病気です。体内の尿酸値が高くなることで、尿酸が結晶となり、それが原因となって関節炎を起こします。

痛風による痛みが起きる状態を痛風発作といいますが、痛風発作が起きる前に血液検査をすると、尿酸値が高くなっています。この状態のことを「高尿酸血症」といいます。

この状態を放置したままにしておくと、ある日突然発作的に、足の親指の付け根などが赤く腫れあがり、激しい関節痛が起こります。痛みは一週間から10日程度は続き治まりますが、多くの場合には1年以内に再発してしまいます。

再発を繰り返す中で、今まで足の親指の付け根だけだったものが、足首にまでおよび、膝の関節まで腫れあがることもあります。発作を起こす間隔も短くなっていきます。

このように痛風を放置することは、必ず悪化してしまうことになりますから、必ず医師の診断を受け、適切に薬を服用していくことが必要です。

参考:公益財団法人 痛風財団 痛風を知りたい方へ

尿酸値が高くなってしまう原因

痛風は血液中の尿酸値が高くなることによって起こる病気です。痛風を起こしてしまった人は、薬を服用して尿酸値を管理していかねばなりません。

そもそも尿酸とは何なのでしょうか。

尿酸は、尿管結石や腎結石でできる石の中に含まれているのを発見して知られるようになりました。私たちは、体を動かしたり、臓器を動かしたりする際にはエネルギーが必要となりますが、そのエネルギーのことをプリン体と呼ばれています。

プリン体がエネルギーとして活用される際に、燃え尽きたカスがでますが、その燃えカスのことを尿酸といいます。つまり生きていくためにとても重要な役割を担っているのが尿酸であるといえます。主に肝臓で尿酸がつくられています。

体内で作られる尿酸は1日で700㎎で、尿と一緒に排出される量も700㎎です。それで体内にある尿酸値は一定に保たれますが、尿酸がつくられる量が多くなり、排出量が少ないと、体内でのバランスが悪くなってしまいます。この状態を高尿酸血症と呼んでいるのです。

尿酸値を下げるには

尿酸が高くなってしまう原因にはさまざまなものがありますが、生活習慣を見直し、健康的に過ごすことが大事です。

特に食生活を見直すことが大事で、栄養の偏った食生活を続けている場合や外食が多い場合などでは、栄養バランスのよい食生活に改め、肥満を予防することによって尿酸値の改善を図ることができます。

また血液中の尿酸値が高まらないように、毎日水分をしっかりと飲むことが大事です。特に成人男性は、一日に2.5リットル程度の水分を摂る必要があります。就寝前や起床後、入浴の前後などにおいては、積極的に水分摂取をするようにしましょう。

ストレスを解消する習慣も大事です。運動習慣などを取り入れることによって、効果的に肥満防止に取り組み、同時にストレスを解消することがいいでしょう。ストレス解消のためとはいえ、お酒の飲みすぎは尿酸値を高めることになりますから注意しましょう。

尿酸値を下げる薬

尿酸値を下げる薬とは

血液中の尿酸値が高くなってしまうと、放置した状態では痛風発作を起こす可能性があります。そのまま放置しておくのではなく、積極的に改善を図らなくてはなりません。

もしも痛風発作が起きてしまった場合には、すぐに医療機関に受診するようにしましょう。受診する病院は、痛風外来を設けているところもありますが、一般的には内科や整形外科を受診すると良いでしょう。

医師の診断は、痛風発作によって引き起こされた関節炎の状態や、その他の身体状況なども併せて治療を開始していきます。診断によっては、薬を服用しなければならないこともあります。

痛風発作は、1週間から10日ほどで消失しますが、そのまま治療を行わずに放置すると、1年以内に再発することが多く、短期間に繰り返すこともあります。そのような場合には、歩行ができないほどに痛みを生じることがあります。

そのような場合には、医師が「尿酸降下薬」を処方し、治療を行います。尿酸降下薬とは、血液中の尿酸値の上昇を抑え、高尿酸血症や痛風発作を改善します。

尿酸値を下げる薬には2種類ある

尿酸値を下げる薬である尿酸降下薬には、「尿酸生成抑制薬」と「尿酸排泄促進薬」の2種類があり、治療に用いられています。尿酸値が9.0mg/dl以上の場合には、薬による治療を検討されることになります。

尿酸値が高くなり、痛風になる原因は、肝臓で生成される尿酸が多くなることや尿酸を尿と一緒に排出させる量が少なくなってしまうことなどが原因です。

肝臓で生成される尿酸が多い場合には、尿酸生成抑制薬を用いられることになります。尿酸を尿と一緒に排出させるようにするためには、尿酸排泄促進薬を用いられることになります。

薬を使った治療では、尿酸値を6.0mg/dl以下にすることを目標とします。そのためには長期間の内服が必要となります。決して自分勝手に服薬を辞めてしまうことや、増やしてしまうはいけません。医師の診断に応じて処方された、用法用量を守るようにしましょう。

尿酸生成抑制薬と尿酸排泄促進薬にはどのようなものがある?

尿酸降下薬には、尿酸排泄促進薬と尿酸生成抑制薬が存在します。医師の診断によって処方されることになります。

尿酸排泄促進薬には、次の成分が含まれているものがあります。

  • プロベネシド(商品名ベネシットなど)
  • ブコローム(商品名パラミヂン)
  • ベンズブロマロン(商品名ユリノ-ムなど)

尿酸生成抑制薬には、次の成分が含まれているものがあります。

  • アロプリノール(商品名ザイロリック、アロシト-ルなど)
  • フェブキソスタット(商品名フェブリク)

これらの薬が尿酸降下薬として代表的なものです。

参考:日本痛風・核酸代謝学会 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン

尿酸値を下げる薬の注意点

用法用量を必ず守る

述べてきたとおり、尿酸値が高くなり、高尿酸血症や痛風発作の状態となってしまった場合には、医師の診断を受けて、長期にわたって薬を飲まなければならないこともあります。

医師の処方通り、用法用量を守って飲み続けていくことが大事です。特に飲み始めのときには、痛風発作を起こすことがありますが、それでも勝手に辞めてはいけません。服用を辞めてしまうことで、また尿酸値の状態がもとの通りとなってしまいます。

少しずつ尿酸降下薬の量を増やしていき、ゆっくりと尿酸値を下げていかねばなりません。痛風は根気よく取り組んでいくことが大事なのです。

また薬を飲んで治療を行っているときには、生活習慣を整えるようにし、日頃から多くの水分を摂るようにします。運動習慣を取り入れるなど、肥満にならないように注意することも大事です。ストレスをためないように過ごすようにしましょう。

何でも医師に相談する

前述の通り、尿酸値降下薬の飲み始めは、痛風発作が起こりやすいといわれています。薬を飲んだにも関わらずに、症状が出てしまうことで、薬を飲むことが辛くなってしまうかもしれません。

そのほかにも、お腹の調子が悪くなったり、食欲をなくしたり、身体がだるくなるなどの症状が出てしまうことがあります。

何かしら、いつもと違う症状が出た場合には、すぐに主治医に相談するようにしましょう。不安を自分自身で抱えてしまうのではなく、医師に協力してもらいながら治療を行う姿勢が必要です。

尿酸値を下げる薬の副作用

尿酸値を下げる尿酸値降下薬には、副作用がいくつか報告されています。

特に多い副作用には、腹痛や下痢を起こしてしまうことがあります。中には嘔吐してしまう人もおられます。

特に妊婦の方については、お腹にいる赤ちゃんにも影響を及ぼすことがあります。妊娠している方や妊娠の可能性がある方については、必ず医師に報告し、指示を仰ぐようにしてください。

そのほかにも、痛風発作を起こす、関節痛を起こす、身体のだるさを引き起こすなどの副作用も報告されています。

もしもこのような副作用に加えて、皮膚や白眼が黄色くなることや、発疹などが出た場合においても、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。

まとめ

尿酸値を下げる薬についてお伝えしてきました。

尿酸値が高くなると、高尿酸血症と呼ばれ、痛風を引き起こす可能性が高くなります。関節が赤く腫れあがり、ときには歩くことができなくなるほどの痛みに悩まされることになります。

日頃から、太りすぎないように注意し、食事や水分量の管理、ストレスの緩和、飲酒の量を減らすなどの取り組みを行うことが必要です。

それでも尿酸値が一定以上高いのであれば、医師の診断を受け、薬による治療に取り組まないといけない可能性があります。

長期にわたる治療になる可能性もありますが、根気よく治療に取り組むことが大事です。

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