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血液サラサラする薬の副作用は?

血液サラサラ   8,108 Views

「血液がドロドロ」だと血液検査の結果から診断され、サラサラにするために薬を飲まなければならない人はとても多くおられます。

特に中性脂肪やコレステロールの高い人の血はドロドロで、食事や運動療法とともに薬でも管理している人は少なくありません。

脳梗塞や心筋梗塞といった血栓症のリスクを下げるためには、薬が必要となることもあります。しかしこれらの薬は副作用があると言われていますので、気になっている人も多いと思います。

ここでは血液をサラサラする薬の情報と、気になる副作用についてお伝えしていきます。

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血液をサラサラにする薬とは

なぜ血液をサラサラにしなければならないの

会社の健康診断などにおいて、中性脂肪やコレステロールの値が高く、「要精査」「高脂血症」「脂質異常症」などと診断された方も多いと思います。

これらに共通していることは「血がドロドロ」だということです。このような場合は血をサラサラにする必要があります。主に中高年に多いですが、食事が偏っている人であれば若い人でもこのような症状の方は多くおられます。

特に中高年においては、血管年齢が高くなっており、血がドロドロの状態が続いてしまうと、血が固まってしまい血管が詰まってしまうことがあります。

基本的には食事を改善したり、運動習慣を取り入れることで改善を図ります。しかし数値が高い場合や、血管が詰まってしまった場合には、薬を用いられることがあります。

血管が詰まってしまうと、最悪の場合、命にかかわるような重篤な病気を引き起こす可能性もあります。

脳梗塞や心筋梗塞の予防に

血が固まり、血管が詰まってしまうと、血が流れなくなります。詰まった場所によっては、大きな病気を引き起こし、最悪では命にかかわることになります。

この血が詰まる状態のことを総称して、「血栓症」と呼んでいます。

血栓症は、血管が急に詰まってしまうことになりますから、急激に症状が悪化しだします。詰まった部位によっては、緊急的に手術を行う必要もある大変な症状なのです。

若い人の血管であれば、多少の血栓があったとしても、血管が柔軟ですので流れてしまうことが多いのですが、中高年ですと血管自体も固くなっていますから、すぐに詰まってしまうのです。動脈硬化といいます。

この血栓症が脳内で起きると「脳梗塞」、心臓で起きると「心筋梗塞」です。いずれも命にかかわる可能性があり、命が助かったとしてもマヒが残ってしまうなど、日常生活に影響を及ぼすことになります。

血液をサラサラにする「抗血栓症薬」とは

血液をサラサラにするには、日々の食事の改善と運動習慣が必要となります。

ただし、症状が良くない方の場合、食事と運動に合わせて薬を飲むことを勧められることがあります。食事療法や運動療法では、改善はみられるものの、改善までに時間がかかってしまうからです。今すぐ改善を図らないと命の危険性があるという切羽詰まった場合もあります。

血液をサラサラにする薬のことを総称して「抗血栓症薬」といいます。抗血栓症薬には「抗凝固薬」「抗血小板薬」の2種類があります。

血液の状態によって、抗凝固薬・抗血小板薬を使い分けることになります。静脈に起こる血栓には「抗凝固薬」、動脈に起こる血栓には「抗血小板薬」を使うことになります。

血液をサラサラにする薬はどんなものがあるの?

代表的な抗凝固薬「ワーファリン」とはどんな薬?

血液にサラサラにする薬の中で、最もポピュラーである「ワ―ファリン」とはどのような薬なのかお伝えします。

ワ―ファリンとは、抗凝固薬の一つで、ワルファリンカリウムを主成分としています。口から飲むタイプの抗凝固薬としては、このワ―ファリンだけとなっています。

血液が固まるときには、肝臓でビタミンKを必要としますが、このワ―ファリンはビタミンKの働きを抑えることができるために、血液をサラサラにすることができるのです。

血栓症を予防することができ、心筋梗塞、脳梗塞などの治療や予防にも用いられています。

血液がサラサラになることから、血が止まりにくくなるという副作用も報告されています。脳内に大出血がみられるような合併症も多く発生しています。そのため薬の服用は医師の診断が必ず必要となっています。

勝手に辞めてしまうことは、血栓症のリスクが増しますから、必ず決められた用量や用法を守るようにしましょう。

ほかにはどんな薬がある?

抗凝固薬にはワーファリンのほかにも、血液を固めるトロンビンを阻害する「リクシアナ」「イグザレルト」「エリキュース」「プラザキサ」などがあります。

また抗血小板薬には、「バイアスピリン」「バファリン」「タケルダ」「プラビックス」「コンプラビン」「エフィエント」「パナルジン」「プレタール」「エパデール」などがあります。これらは血小板の働きを抑え、血液が固まることを防ぎます。

多くの抗血栓症薬では、低単価であるジェネリック医薬品も多く販売されています。いずれも血を固める成分を抑制する効果があり、血をサラサラにしていきます。

抗血栓症薬の効果は

血がドロドロになり、血管に詰まった状態になってしまうと、詰まった場所によっては脳梗塞や心筋梗塞など、命にかかわる重篤な状態になってしまいます。また心臓や脳でないとしても、臓器に酸素や栄養が行き渡らないようになってしまい、重大な事態になってしまうこともあります。

このような状態のときに抗血栓症薬を服用することで、血液を固まりにくくし、血をサラサラにする効果があります。重大な事態を迎えたときには、緊急的に点滴や注射で用いることもあります。

血栓ができてしまった人は、いくつも血栓ができてしまうことがあります。その予防のためにも抗血栓症薬を服用していきます。

血液をサラサラにする抗血栓症薬の副作用は

抗血栓症薬の副作用について

述べてきた通り、ワ―ファリンをはじめとする抗血栓症薬については、血液をサラサラにする効果を得られることができます。

血をサラサラにするということは逆にいいますと、血が止まりにくくなってしまうという副作用がある、ということです。出血が最も多い副作用です。

そのため出血の可能性のある出産予定の妊婦さん、手術の予定のある方、悪性腫瘍のある方などについては、主治医と相談したうえで薬を用いなければなりません。

緊急的に手術が必要になった場合には、薬の服用を中止し、抗血栓症薬を減少させる薬を投与することもあります。

エーザイ株式会社が公開している「ワーファリンくすりのしおり」を見てみますと、ほかにも副作用として、頭痛、血尿、発疹、吐き気、食欲不振などがまれに起きる可能性があると記載されています。

ただし、急に辞めてしまうと血栓のリスクが高くなってしまいますから、何か気になる症状があった場合は、すぐに主治医に相談するようにしましょう。

抗血栓症薬の飲み合わせってあるの?

抗血栓症薬は、ほかの薬との飲み合わせに十分注意しなければならない薬です。ここでは紹介しきれないほどありますから、ほかの薬を飲み続けている人については、主治医や薬剤師にきちんと報告してから服用するようにしましょう。

例えば中高年女性に多く飲まれている骨粗鬆症の薬は、血液を固めてしまう成分であるビタミンKを多く含んでいますので、ビタミンKを阻害するタイプの抗血栓症薬(ワーファリンなど)の効果を弱めてしまうことになります。

また食品においても禁止されているものがあります。納豆、クロレラ、青汁、モロヘイヤは同様にビタミンKを含んでいますので、同様のことがいえます。多くのお酒を飲むことも、作用を下げてしまうことがあります。

飲み合わせや食べ合わせについては、主治医や薬剤師から必ず指示があります。その血栓症薬に応じた対応が必要になりますから、注意して服用するようにしてください。

抗血栓症薬は辞めてもいいの?

抗血栓症薬については、主治医の指示があるまでは、勝手に辞めてはいけません。飲み忘れてしまうことで、せっかくサラサラになった血液が、またドロドロになってしまい固まってしまう恐れがあるからです。

そのために、この抗血栓症薬を飲み続けている間は、主治医の指示に従って、定期的に診察を受ける必要があります。勝手に辞めてはいけません。病院において定期的に血液凝固検査を行うことになります。

出血する可能性があるような、運動やスポーツは避けるようにしましょう。大出血を起こしてしまうリスクが高まります。

また歯科治療が必要な場合においては、必ず歯科医師に抗血栓症薬を服用していることを相談しなければなりません。もしも知らずに歯科治療を行ってしまえば、出血が止まらなくなることがあります。

どうしても必要な歯科治療を行う場合や、緊急的な手術を行う場合など、出血のリスクが高い場合では、抗血栓症薬を減少させるためにビタミンKなどの薬を投与することになります。これは決められたルールが存在します。

自己判断で抗血栓症薬を辞めてしまうことは危険ですので、必ず主治医の指示を仰ぐようにしましょう。

まとめ

血液をサラサラにする薬である抗血栓症薬についての情報をお伝えしました。

抗血栓症薬は、固まってしまった血液をサラサラにし、血を固まらないように予防する効果に優れています。この薬のおかげで命が助かったという人も少なくないと思います。

しかし優れている効果があるだけに、副作用のリスクがあります。
そのために、決められた用法や用量を守り、飲み合わせ、食べ合わせなどに注意して服用しなければなりません。もちろん自己判断で勝手に辞めてはいけません。

もしも飲み忘れた場合でも、一度に2回分を飲んではいけません。

いずれの場合も、必ず主治医に相談し、指示を仰ぐようにしてください。

【参考】
国立循環器研究センター 「血液をさらさらにする薬」

日本循環器病学会 循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン(2009年改訂版)

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